先取り学習は、どうなんでしょうか?

勉強

こんにちは

TAC家庭教師です。

忙しく過ごしていましたら、一年が過ぎてしまい、ブログにおいて年始の挨拶記事が並ぶという様になりました。ブログの更新を怠っており、申し訳ありません。さて、忙しくさせて頂いてた内情は、(「もちろん」と言っておきます、笑)家庭教師のお仕事ですが、新規なお客様から「塾では先取り学習をやっていましたけど、どうなんでしょうか?」的なお尋ねを頂くことが多くあります。

『先取り学習』を売りにしている学習塾がたくさんありますから、保護者様が関心を持たれるのは当然のことです。で、「どうなんでしょうか?」との問いに対する私の答えは、「ケースバイケースです、子どもさんの今のレベルと先の希望をお聞きして、改めて相談させていただきます」となります。答えているようで答えていないですね、すみません。

真面目な話、簡単に答えられない問題です。『先撮り学習』は、しっかり功罪を理解した上で是非を判断すべきだと思っています。中学受験のための塾での先取り学習は、ともすれば子どもが「とにかく覚えればいいんでしょ」的に理解しがちな上に、学校の授業を軽視する癖をつけてしまいがちです。中学校でも新しい単元に入った時に「知ってるから」ということで聞き流してしまう子どもが居ます。

子どもさんが家庭学習として教科書を読んで先取り学習をすることは、とても効果があります。自力の先取り学習では常に「自分の理解が間違っているんじゃないか」との不安が付きまといますから、学校で習う時に適当に聞き流すことなどあり得なくて、むしろ熱心に先生の説明に聞き入ることになります。もうお気づきと思いますが、これは『先取り学習』というより『予習』ですね。予習は授業の理解を深めてくれる大切な学習技術の一つです。

もちろん『先取り学習』にも良い点はあります。先取り学習をしてから1~2週間後にその内容について授業を受けるならば、(しっかり聞くべきことは当然として)授業内容が復習に位置付けられるため、記憶を呼び起こして理解を深める助けになります。けれども、『先取り学習』と言ってしまうと、子ども達は一種の優越感を持って「もう習い済みなんだ」というスタンスになってしまいがちです。

学校の先生は、新しい単元に入る時は新しい概念の導入等のために様々な工夫を凝らして授業をされます。これを「知ってる」と軽く流すなんて、たいへんもったいないことです。学習塾の先取り学習では、新しい概念の導入にかけられる時間は短く、(言い方は悪いですが)雑にならざるを得ません。それが主体となって、学校の授業を軽く見てしまうことは、とても残念で、かつ危険なことだと思います。

昔から推奨される『しっかり予習と復習をやる』ことが、もっとも効率の良い学習方法です。どの程度予習するか?どういう風に復習するか?は、学年、教科、子どもさんの能力、等によって様々な工夫ができます。このあたりこそ、家庭教師が指導すべきポイントとなります。

是非、指導させていただく機会をください。

読んでくださって、ありがとうございました。